こんにちは 以前から気になっていたrtklibですが面白いことがわかりました。といっても私だけの問題かもかもしれません。
環境は Windows10 Pro 自作のディスクトップ
既に「[blog-日々のこと] rtklib 2.4.3 b31について」の中でなかなかFix解が得られないということについて少しだけ書きました。 今回はそのあとの話です。
昨日久しぶりに5つのアンテナ(2つはテストベンチに設置)の位置の測量(やっぱり測定がいいな)を行いました。
最近2つのアンテナ(中国製)のレベルが異常に変動し始めて(接触不良かもしれませんが調査していません)使えなくなりました。1年使えたかな?
ということで最終的には結局3つのアンテナの位置測定ということになりました。
u-center 19.1を使用しました。 電子基準点は4kmほど先にあります。
定期的に測っていて、結構風などでアンテナが動いていることがわかります。 ちゃんと固定したいのですが、地上高10m以上もあると動いてしまうみたいです。
1時間ほどのデータを4回取得。このデータを使って以下のことを行いました。
開発版 rtklib 2.4.3 b31
rtklib 2.4.3 b31にあるrtlconv.exe とrtkpost.exeを使って電子基準点から自宅のアンテナまでの解析。
3月29日 再測してみました。
その結果どうもxxxx.obsのファイルが作られないようです。 xxxxx.navはあるのですが。
とういうことで下記のことは
setting1 -> positioning Mode -> Kinematic では Fix解はほとんど得られませんでした。
setting1 -> positioning Mode -> Static ではFix解は得られませんでした。
なおrtknavi.exeではFix解はほとんど得られませんでした。まれに得られるのですが安定しません。
demob31
demob31にあるrtkconvとrtkpostを使って電子基準点から自宅のアンテナの解析
3月29日再測をおこなってみました。
得られた結果は
KinematicもStatic ModeもFix解がえられました。
両者(rtknavi,rtkpost)ともにFix解がえられました。
Kinematic ModeとStatic Modeを表示してみました。あまり動いていないのがStatic Modeで得られたFix解です。さすがStatic Modeですね。1時間のデータです。
安定版 rtklib 2.4.2 b13
ということで安定版 rtklib 2.4.2 b13を使ってみました。
これはどれも問題なくFix解が直ぐに得られました。
やっぱり普通は安定板を使ってデータを解析するのが良いようです。
コメント
初めまして。
私も、CSG ShopのNEO-M8TでRTKを始めたのですが
アンテナをGN-GGB0710に替えて、受信レベルが
かなり上がったにも関わらず、FIXしない現象で
悩んでいました。このblogを参考にさせて頂き
RTKLIB 2.4.3 b31をdemo5 b31を変更したところ
問題無くFIXし続けることを確認しました。
ようやくこれで、次の段階へ進めます。
本当にありがとうございました。これからも
よろしくお願いいたします。
まだ解決には至っていませんが、悩んで得た情報が役に立ったことに嬉しく思っています。
これからも宜しくお願いします。