こんにちは
Raspberry PiのOSのインストールについて紹介したいと思います。
ただここで紹介するOSはRaspberry Piの公式のホームページからダウンロード出来るRaspbian又はNOOBSではなく、あまり一般的でないArchlinuxと呼ばれるLinuxをインストールします。
なぜ、一般的でないものをインストールするかと言いますと、軽量で不要なソフトが含まれていない、そして起動が早いという特徴があるためですが私は好んで使っています。
「Raspberry Pi」、「Archlinux」で検索していただければ、多くのインストールの手順や、使い方が見つかるかと思います。
では何故あえてインストールについてここで紹介するかと言いますと、「もどきラジオ」で使うOSということであえて紹介したいと思います。
目次
調べる
Raspberry PiにArch Linuxをインストールする場合に、Raspberry PiのModelを知る必要があります。
今のところArch Linuxのインストール可能なRaspberry Piは大きく分けて3種類です。
- ARMv6 (BCM2835) Raspberry Pi Model B+ (他にも沢山種類があるようですが、B+での動作しかテストしていません。)
- ARMv7 (BCM2836) Raspberry Pi 2
- ARMv8 (BCM2837) Raspberry Pi 3
私の手持ちのRaspberry piは古いので ARMv6 Raspberry Pi Model B+ です。 これにArchlinuxをインストールすることにします。
まずRaspberry Pi用のArchlinuxがどこにあるのかを検索して調べて見ました。
以下をコピーしてブラウザに貼り付けてリターンを押せば、Archlinux Wiki が表示されます。
https://wiki.archlinuxjp.org/index.php/Raspberry_Pi#Arch_Linux_ARM_.E3.81.AE.E3.82.A4.E3.83.B3.E3.82.B9.E3.83.88.E3.83.BC.E3.83.AB
目次の3項目に
- 3. Arch Linux ARMのインストール
がありますので、これをクリックします。
このページの最初に
「Arch Linux ARM Piのドキュメント、Arch Linux ARM Pi2のドキュメント、Arch Linux ARM Pi3のドキュメント を見て下さい。」
と書かれていますので、
自分の手持ちの「Raspberry Pi 例えば私のようにModel B+だと「Arch Linux ARM Piドキュメント」をクリックします。
https://archlinuxarm.org/platforms/armv6/raspberry-pi がサイトになります。
この中の「installation」をクリックしますと
が現れます。
でもこれはLinuxをインストールしたパソコンの上で「SDカード」をフォーマットしてArchlinuxをインストールするための方法のようです。
これから新しいlinuxを覚えようとしているのに、Linuxを使ってインストールするもの変な感じですが。
Raspberry Pi Model b+用のArchlinuxのイメージファイル
以前はArchlinuxのイメージファイルが公開されていたため、そのファイルをダウンロードして、Macを使ってSDカードに書き込めば、Archlinuxを走らせることが出来たのですが、最近はイメージファイルは公開されていないようです。
と思っていたのですが、検索してみると
https://sourceforge.net/projects/archlinux-rpi2/ からイメージファイルを入手できることがわかりました。
imgファイルのダウンロード
このページは基本的に表題の通り
「Archlinux for Raspberry Pi2 & 3」でRaspberry pi 2と3用なのですが
下の方に
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See also:
ArchLinuxARM-rpi-latest.img -PiB+Virsion
https://sourceforge.net/projects/archlinuxrpi/
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が紹介されています。
これをクリックすると
ここでDownloadをクリックするとzipファイルをダウンロードすることが出来ます。
Macの場合は自動的に解凍してしまうので問題ですが、
ArchLinuxARM-rpi-latest.img 2.03GB が出来ています。
このファイルは
Created from ArchLinuxARM-rpi-latest.tar.gz 2017-01-01
となっています。
これを使えば比較的新しいArchlinuxが使えそうです。
SDカードにimgファイルを書き込む
私はMacを使っているので
SDカードをSDリーダに挿入しUSBコネクタをMac側に接続します。
接続したあとに
ターミナルを開いて
コマンドを打ち込みます。
$ diskutil list
——————————————————————-
/dev/disk0 (internal, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: GUID_partition_scheme *121.3 GB disk0
1: EFI EFI 209.7 MB disk0s1
2: Apple_CoreStorage Macintosh HD 120.5 GB disk0s2
3: Apple_Boot Recovery HD 650.0 MB disk0s3
/dev/disk1 (internal, virtual):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: Apple_HFS Macintosh HD +120.1 GB disk1
Logical Volume on disk0s2
7E2A29BD-BEE6-4B6E-8E8F-4CB8239A41CE
Unencrypted
/dev/disk2 (internal, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: FDisk_partition_scheme *8.0 GB disk2
1: Windows_FAT_32 boot 58.7 MB disk2s1
2: Linux 7.9 GB disk2s2
——————————————————————-
SDカードがどのように認識されているかを確認します。
SDカードをumount
DDを使ってインストールするための方法は以下のサイトを参照させていただきました。
Qitta Raspberry PiにRaspbianをインストールする for Mac OSX
http://qiita.com/ttyokoyama/items/7afe6404fd8d3e910d09
ターミナルソフトを使って操作は全てコマンドで行います。
$ sudo diskutil umount /dev/disk2s1
Volume boot on disk2s1 unmounted
SDカードにImgを書き込む
いよいよSDカードにimgを書き込みますが、ここで注意して欲しいことがあります。
書き込むためのコマンドを使用しますが、SDカードではなく間違ったdiskに書き込んでしまうと、間違った先のdiskのデータは新しく書き換えられたデータとなり、最悪の場合パソコン本体が立ち上がらなくなる恐れがあります。
書き込み先を間違えないように十分注意しましょう。
SDカードに書き込むためのコマンドは、もしimgファイルを自分の「/home/user名」にダウンロードした場合
$ sudo dd if=ArchLinuxARM-rpi-latest.img df=/dev/diskxx bs=1M
書き込みが終わったらRaspberry PiにSDカードを入れ電源を投入し、しばらく待てばRunします。
sshが起動しない
これでメデタシメデタシのはずだったのですが、このimgでは、sshが起動しませんでした。 当然Updateも行ったのですが、Raspberry Piを使いこなすために必要なsshが起動しないのは大きな痛手です。
原因を調べて見たのですが? 私の能力では。
書きこみでの問題かと思いWindowsを使って同様にSDカードに書きこみを行ってみましたがsshはエラーで起動していませんでした。
もっとLinuxを勉強しなければなりませんね!
Linuxを使ってArchlinuxをインストール
結局最初に戻ってLinuxを使ってArchlinuxをインストールすることにしました。
このサイトを利用します。
https://archlinuxarm.org/platforms/armv6/raspberry-pi
インストールの方法は
サイトに書かれている通りにすれば問題ないのですが、たまに /dev/sdx1は問題なく認識できているのでが、 /dev/sdx2が認識できていない時があります。
つまり
mkfs.ext4 /dev/sdx2 が出来ないときがあります。
もし出来ないときは、最初に戻って SDカードのパーティションの作成から始めると認識できるときがあります。
私も何度かやり直しをしました。
これを使ってimgが作れれば良いのですが、まだ調査していませんので、いずれわかったら紹介できるかもしれません。
なおsshは問題なく起動しました。 同じ設定のように見えますが何が違うのか判りませんでした。
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