インターネットラジオ
みなさんインターネットラジオってご存知ですよね。
ネットワークを通してラジオ番組が送られてくるため、世界中のラジオを聞くことができます。 これらは、製品としての購入も一応できますが、ハードを使って手作りすることも可能です。 ここでは、これらについて簡単な説明をして、それから本格的なインタネットラジオを作ることを目指したと思います。
インターネットラジオを聞く方法
インターネットラジオを聞く方法として3つ程挙げることができます。もっと多くの方法はあるかと思いますが私の知っているのはこんなところです。
- ソフトウェアのみ
- ソフトウェア+専用のハードウェア
- ハードウェアのみ
ソフトウェアのみでインターネットラジオを聴く
- パソコン、タブレット、スマートホン などに専用のソフトウェアを導入することで簡単に「インターネットラジオ」を聞くことができます。録音などもできるものがあります。私も価格につられて導入したソフトウェアがあります。WindowsとMac上で使えます。
ソフトウェア+ハードウェアでインターネットラジオを聴く
- 前述の「ソフトウェア」と同じと考えることもできますが、専用のパソコンや最近流行りのボードコンピュータ:例えば「Raspberry Pi」にソフトウェアを導入することで、インターネットラジオが聴ける様になります。
- ここでは「Raspberry Pi」を使ったラジオ作りを簡単に紹介します。
ハードウェアのみでインターネットラジオを聴く
- 専用のハードウェアを利用して聞くことがきます。「秋月」さんなどで、専用のハードウェアを販売していますし完成品もあります。
- 自分で組み立てが必要なものもあり技術にハードルが高いです。
- ハードウェアのパーツを幾つか組み合わせて作るインターネットラジオもあります。
ラジオの紹介
さてここでは、ソフトウェア+専用ハードウェアを使ったインターネットラジオと、ハードウェアのみによるインターネットラジオについて紹介します。
順番が逆になりますが
ハードウェアのみでインターネットラジオを聴く
私の手元に4年前に中古として購入したインターネットラジオがあります。
「Logitech」という会社の「SqueezeBox Radio」と呼ばれるインターネット専用のラジオです。今は製造していなくて中古やebay、オークションなどから手に入れるしか無いようです。 他には「logitech UE Smart Radio」という名前のインターネットラジオが販売されているようです。
でもこれ単体では、インターネットラジオとして使えないんです。 別にサーバーと呼ばれる機器が必要で、そこに接続して初めてラジオとして聴けるのです。
サーバーのソフトウェアは「logitech Meda Server」と呼ばれており、ネットで検索すれば直ぐに見つかります。
このサイトでは、Windows、MacOSX、Linux、NAS用のサーバーソフトが用意されていますが、バージョンが古くなっています。特にLinuxでは問題が生じるかも知れません。
サーバとしてWindowsやMac用のソフトをダウンロードして導入すれば使えるようになります。
それ以外に、このサイトではサーバを運用しており、ここに接続すればインターネットラジオを聞くことができるようにもなります。
単体で動作するインターネットラジオも調べてみれば発売されているようですので、そちらを使う方が便利かも知れません。
Raspberry Pi を使ったLogitech Mdia Server
これはRaspberry Pi Model B+ を使ったLogitech Media Serverです。サーバー専用なのでほとんど電源をOFFすることはありません。外部にUSBハブを取り付けて、自分の好きな曲をUSBに入れて、このサーバを通して好きな音楽を聴くこともできます。
なおこのサーバの作り方を近々紹介したいと思います。
なお後でわかったのですが、このUSBに入れた音楽をちゃんと設定しておかないと、エラーが生じて動作しないソフトがありました。 それについては別の記事で紹介したいと思っています。
いいケースがないので裸で転がっています。
「Raspberry Pi Model B」をサーバーにする前は
「Pogo Plug」というハードウェアを使ったサーバーを使っていたのですが、新しいソフトに対応できなくなったので、「Raspberry Pi」に変更してしまいました。
今「Pogo Plug」は動いていませんが、もう少し調査して動くようにしたいと思っています。
ただこの「Pogo Plug」は型が古いため市販されていないんですよね。オークションやebayなどから中古品が入手できるかも知れませんが、メリットはほとんどありません。 マニア向けで相当技術力がないと対応出来ないと思います。私はとても太刀打ちできません。
新しい型は市販されている様です。
SqueezeBox Radioを目指して作った「もどきラジオ」の試作品
「もどきラジオ」はSqueezeBox Radio」とほぼ同じ性能を持つラジオが欲しくて、「Raspberry Pi Model B」を使って作り上げた「もどきラジオ」の試作品です。
立ち上がりが遅いので「ラジオ」としての用途はどうなのかわかりませんが、ハード的には一応出来上がっています。ソフト的には、問題が多く解決策を検討するために「Python」を勉強中と言ったところです。これについてもいずれ製作過程を含めて紹介していきたいと思っています。
もどきラジオのモデル
なおこの「もどきラジオ」のモデルとして使わせていただいたものがWebサイトで公開されています。
多分フランスの方だと思うのですが
「SqueezeBerry : a Music Player based on Raspberry and Squeezebox」
から記事を見ることができます。
なおハードウェア(回路図周り)の全てが公開されていないので、他のWebサイトを調べるなどしなければなりません。
私は、このサイトの中の「Squeezeberry: Arch Linux based」を使わせていただきました。 ある程度形が出来るまで相当な時間と勉強をさせていただきました。 それでもよくわからない部分があります。
もどきラジオの現状
現在この「もどきラジオ」はUSBハブが別のハード「Zybo」に取り上げられたので使用出来なくなっています。
中央に大きなダイヤルが2つ見えますが、左がラジオ局を選ぶためのものですが、サーバ上で好きなラジオ局を登録しておかなければなりません。その中から選ぶことになります。
右のダイヤルは、音量用です。これがあるのとないのでは使いやすさに相当開きが出てきます。 普通のラジオって、選局と音量だけで十分ですよね。
これらは全てロータリエンコーダを使用しています。
あとは電源スイッチですが、あるところから、試験的に購入したraspberry pi用の電源スイッチです。スイッチを切るとshutdownが始まり、電源がOFFされます。 これは便利なので、もどきの電源スイッチを試作しました。
一応完成しているのですが、ブログの更新に時間が取られて実装する時間がありません。って言い訳ですね。
最近、Arch LinuxをUpgradeしました。 ところが一部のソフトが動かなくなってしまいました。原因はわかっているのですが、悲しいかなどう対応すれば良いのかが分かりません。
piCorePlayer
「Raspberry Pi」を使ったプレイヤーとして「piCorePlayer」というのがあります。
これも「もどきラジオ」にインストールして聴いたことがあります。電源を切ってもSDカードが壊れることはありません。 非常に便利です。でもここで使われているLinuxが特別で、新しいソフトをどの様に導入すれば良いか、これも勉強不足で分かりません。
ipadで動く「iPeng HD」
最後にタブレット端末であるipadで動く「iPeng HD」の簡単な紹介をします。
このソフトはコントロール専用としても機能しますが、ラジオとしても使用できます。
これはipadの「iPeng HD」を立ち上げたときの様子です。
私は「50年代から60年代」のアメリカのHit曲が好きなので、よく聴いています。
この手のソフトは送られてくる曲目とそれに伴う画像も表示してくれるので非常に便利です。
これは、先ほど紹介した「SqueezeBox Radio」とipad本体の2台がコントロール可能であることを示しています。
ipadは、「Raspberry Pi Model B+」を使ったLogitech Media Server に接続されています。サーバーの名前は「alarmpi」です。
「SqueezeBox Radio」は「Mysqueezebox.com」という外部にあるサーバー(紹介済みです)に接続されています。
なお外部のサーバー「Mysqueezebox.com」を使うには「e-mail」などの登録が必要ですが、登録の仕方は別に紹介したいと思います。
今回は紹介だけに終わりましたが、製作過程などを別な記事で紹介したいと思っています。
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